Special
 ジェンツァーノの花祭りで
            花の芸術を観る

アンデルセン(森鴎外訳)の「即興詩人」を読み、ジェンツァーノの花祭りを初めて知りました。
6月のローマに行ってみたいと、学生の頃に思ったものです。
この小説はイタリア紀行文ですが、ローマから少し離れた湖畔の田舎町で開かれる「ジェンツァーノの花祭り」が活き活きと描かれていました。
6月23日(日)朝早くローマを出て行ってみると、それはとても素晴らしいお祭りでした。
花びらだけを使って道路のキャンパスにテーマに沿って絵を描いていきます。どの絵も見事な彩りの配色はさすがイタリア人です。

近すぎて全体が見えないと、クレーンとか近くのアパートのテラスから見学させてくれます。
またジェンツァーノは白ワインの産地として有名な町でもあります。冷やした白ワインを飲みながら、絵が描かれていくのを見学してました。この季節は最高気温がすでに39度。お披露目する正午まで、花びらの鮮度を保つのが一苦労のようでした。地方のこんなお祭りを訪れる旅をしてみませんか?
 
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