OSUTUNI 〜白以外は塗ってはダメの町〜

ジグザグの階段で家々が結ばれている
突然現われる丘の上に聳え建つ白い町。バーリからターラントにかけての丘陵をムルジェと言い 石灰質(もちろん白)地層で、農地は赤土(鉄分が多く含まれているため)が特徴。そのムルジェに位置するオストゥーニは、 9世紀のサラセン下の影響を大きく受けた町作りで、丘の上に町を築き迷路のような細い路地で家を家を結ぶ作りだ。 建物の飾り部分を除き、壁は全て白に塗られていなければ行けないそう。 コレは市町村団体の取り決めで、しかも毎年8月に行われるお祭りの前にみんな一回きれいに塗り直すそうで、 なるほど11月初旬に訪れたので、まだまだきれいいだった。6月くらいだと、ちょっと汚れてる?



青空と白壁が眩しい
街一番の見所は「カテドラーレ」ちょうど丘の頂上に位置する15世紀後半の建物。正面ファサードはオリジナルでとても変わっている。 美しい滑らかな円形のカーブを持っていてこれは国の指定モニュメントとなっている。 正面の窓には円形の24本の柱が配されその中に更に小さな12本の柱。それを取り囲む 額縁には12人の天使の顔の彫刻されている。ちなみに教会はモニュメントにあたるのでさすがに白塗りになっていない。 カテドラーレは白い町の中にポッと現われる茶色の建物でそれが一層際立っている。




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データ協力Piazza-Italia